2010年12月10日金曜日

IT企業の友人

IT企業の社長をしている友人がいる。彼は週末は大阪にはいない。
金曜日の夜には家を出てある山の中に向かう。
彼は数年前に岡山のある山村の棚田を買ったのだ。6反か7反ある。
そこで彼は一人気ままにのんびりと果樹園をするつもりなのだ。
彼の買った土地は兵庫県との県境に近い岡山県の大原という所であるが、
どこの田舎でもそうであるようにそこも過疎化が進んでいる。
昔からの宿場町であり、本陣などもあったような歴史ある街道筋であったが
、今は若年人口は減り、高齢者だけが目立つ元気のない田舎に
なってしまった。山なので平地より幾分空気が冷たいし、きれいでもある。
晴れた日の夜空は実に見事な星空となる。じっと見上げていたら空に
吸い込まれそうになるくらいの見事な星空である。
今頃行ったらたぶん綺麗だろうなと思うが、かなり冷え込んでいることも
確かだろう。
彼がそこを買ってボチボチと木を植えたりログハウスを作り始めて
いるがなかなか捗らないようだ。
6反、7反といえばかなり広い。2000坪近いかな。そこを
週2日のペースで作業してもなかなか全体に手が回らないのではないか。
時々無理をしてケガをすることもあるらしい。
面白い話がある。面白がってはいけないがある時機械で顔を切って
しまったので大原の唯一の病院(大原総合病院というらしい)へ
治療に行った。外観は古いが確かに総合病院らしい大きさがある。
所が実際に中へ入って治療を受けようとしたらなんと医者は
現在内科医が一人いるだけで、全ての患者を診ているらしい。
彼はなんとか顔面の傷を縫合してもらったようだが、なんか
考えさせる問題である。都会は医者が余っているのに田舎には
必要な医者がいないという現実。田舎では仕事がない。だから
若い者は都会へ出る。したがって子供の人口も減る。学校も閉鎖に
追い込まれる。店が潰れる。病院も医者が逃げ出す。
悪循環が次々と繰り返される。どこかで歯止めをしてくれんことには
日本の田舎は崩壊してしまう。無医村になり、学校がなくなり
無人駅になり、いつか老人だけの集落になり、そして村が町が消える。
政治の貧困なのか、経済の貪欲なのか。
そんな気がするのは私だけだろうか。

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